更年期の始まりってどんなふうで、いつごろ始まるものかあなたはご存じですか?
私は知っています。
まずよく言われているのは40代末~50代に始まること。
始まったら10年間ほど続くこと。
症状は沢山あり、ひとつひとつはありふれている症状だったりします。
たとえば頭痛、めまい、不眠、不安感、イライラ感、うつみたいな症状。
腰痛、関節痛。背中の痛み、肩こり、しびれ、手足の痛み。指の痛み。
月経異常、尿失禁、性交痛。
のぼせ(ホットフラッシュ)、動悸、寝汗、発汗、むくみ、冷え。
のどの渇き、ドライアイなど。
吐き気、下痢、便秘、胃もたれ、胸やけ。
無自覚に症状は始まり、単体の症状として悩みはしますが、けして更年期とは結び付けることなく無自覚な人ほど、よく「自分は更年期(の症状が)なかった」と笑顔で豪語します。
自分の体について無知であることは現在の日本では仕方がないことなのかもしれません。
そして自分に更年期が来ることが恥ずかしいこと、認めたくない。という思いがあるのです。更年期=年よりという図式が。
しかし人間は生きていくと内分泌ホルモンが変動することはいたって普通。まったくノーマルなことです。
だってもしも89才で妊娠したら、いろいろ心配になりませんか?
病気やケガよりも、人としてごく普通な事象である内分泌ホルモンの減少。
2系統の女性ホルモンが減少する時のバランスの悪さが問題を引き起こしがちです。減りつつもバランスがとれていればあなたの不調はちいさく、なんとかやり過ごせます。
しかしアンバランスであると症状は辛くたえられなかったり、衝動的だったりします。
痛みとともにめざめる朝よりも寝具のぬくもりをここちよく思いながらめざめ、朝のお茶をたのしむほうがすばらしいものです。
なので早めに「今わたしは40代。自分はどうか?」考えてみてほしいのです。
身体のシステムはとても繊細で大胆。
だからこそバランスが大変重要です。耳かき一杯分ほどのバランスの崩れが、最終的にあなたが自分で子宮切除手術同意書にサインしてしまうくらい強烈な狂いとなります。
しかも現代は、私達の体内ホルモンにやさしくない環境ってこと知っていましたか?
(とうぜん、世間はそんなこと自発的にはけして教えてくれませんけれど)
身の回りすべてに「環境ホルモン」があふれかえっているのです。環境ホルモンはあなたが知らないうちに身体に取り込み、女性ホルモンの一種類と似たような働きを体内でおこします。それがあなたの身体システムを狂わせたり、早めたりします。
10代の初潮が30年前とくらべて3年から4年はやまっていることがその証拠です。昔は13才前後が初潮期でしたが、今は10歳前後で初潮を迎える子もふえてきているそうです。
「環境ホルモン」は当然ですがそのままの名前であなたの前に現れる事はありません。
おいしそうな食べ物としてあなたを誘ったり。
キレイでまぶしいTシャツやシーツの白さとしてあなたの日常を彩ったり。
あなたの生活を便利で快適にするためのさまざまな品の中に存在していて、あなたを便利で快適で楽にしてくれます。
かわりにあなたを早めに年老いてしわしわにしたり、あなたが知らないうちにあなたの関節がうまくうごかなくなる原因の一端をになったりします。
それでもあなたは原因は自分の身体、と奮起して通院し、服薬し、スポーツやケアを重ねたりサロンへ足を運んでなんとかしようとするのです。
楽で快適、便利な生活をやめろというわけでは決してありません。現代の生活をいっきに昭和初期に戻すなんて無理です。里山生活を選んで田舎に引っ越す余裕がある富裕層でしたら別ですが、私やあなたはそういうわけにはいきません。
ですから、あなたのために、自分の身体のホルモンバランスを良好にするルーティーンを試してほしいのです。それも日々のルーティーンとして。私の知人でこれを実践してみたひとがいます。Kさんは52才、体をよく動かす仕事をしています。
そのせいか同世代よりも行動は若々しいのに、白髪がひどく、髪はごわついてる感じ。
彼女は早い日は午後から、遅い日は日が落ちる時間帯から首肩の痛みが毎日つらく、起床時は岩のような首肩のままでどうかしたら激痛とともに目覚めます。しかも疲れはたまっているのに夜は中々眠れません。毎夜も何度もトイレに起きて、眠いのに眠れないのです。
彼女は最初痛みは痛みとして、眠りは眠りとして対応しました。エステサロンにかよい、ヘアサロンで染髪し、枕を買い替えました。うでのよいサロンだったらしくうっとり帰宅した彼女は幸せそうに枕を使うのですが、症状は少し解消してすぐにぶり返すように。
そのうち頭皮がかゆくてたまらなくなりました。そして寝入り始めだけ、なぜか足の裏がかゆくてたまらないのです。シャンプーとリンスを取り換えても取り換えても痒みは治ません。腫れなどはないようなので虫が原因とかではありません。
足の裏も腫れものなどできておらず、普段はきれいなまま。眠る時だけかゆいのです。なんだかかけばかくほどかゆいのです。
ある朝は背中がじんわり痛いような痒いような感じで目覚めました。背中じゅうあかい小さなポツポツができていました。蕁麻疹というより汗腺のひとつひとがわずかにはれている感じです。その痒みは日中ずっとつづき、そのせいで食事をつくる気もおきず、掃除をする気力もそがれて食事はお惣菜ですませ、そのうち洗濯は物干しざおからとって着るようになりました。部屋にわたぼこりが目立つようになり、そのうちペットの猫には餌をあげるのがせいいっぱいになり、遊んであげられなくなり、トイレの掃除も行き届かず、嫌な臭いが気になるようになってきました。このころ彼女はろくに眠れていない気がしていました。通院してみたけれど眠る薬は怖くて勇気がでませんでした。
飲めばよくなる、と言われましたが良くなるのは症状であって飲みやめたらきっとぶりかえすだろうことが怖くて。
死ぬまで薬を飲み続けるのはどうしてもどうしても嫌だったのです。
こうなってようやく彼女は何が原因か、自分で自分を調べる気になりました。かえても止まらないシャンプーとリンスはどんどん高価な良い物になっていましたので、試しにシンプルなものにかえてみました。値段がシンプルなのではなく、性能がシンプルなもの。つまり身体への刺激が少ないものへ。
彼女は全身を石鹸であらうようにし、念入りに流すようにしました。洗濯機のすすぎを回数を一回増やし、洗剤も変えて洗剤残りが起こらないように。食器を洗う洗剤も残らないようなものに変更し、部屋の掃除をこまめにするように頑張りました。
こうしてまずは身の回りの刺激を減らしてみました。それがどう彼女を買えたのか自身にはよくわかりませんでしたが、まわりからは何か穏やかになったね、と好評でした。
彼女自身は頭皮の痒みがうすらぎ、足の裏のかゆみが起こらなくなってはじめて変化してきていることに気づくことができました。
それから彼女変化は加速しました。いままでは物の力に頼ってきました。かゆくなればより良いシャンプー高価なリンス、高級なボディソ-プ。今はまるで逆です。
最大の変化は化粧品を使わなくなったことかもしれません。肌の乾燥は、化粧品を使わないほうが最終的にはおこらないということを体感しました。(体感するまでには頬が粉をふいたりしましたが)
彼女にとっては肌の機能回復はモノに頼らず内側からが一番被害が少ないと体感しました。シミが目立つのだけが気になりますが、まえほど急激なイライラ感が起こらなくなりました。ウォーキングを始めてみて、朝のウォーキングよりも夜のウォーキングのほうが疲れるからか眠りがすこし良くなることを知りました。
最終的に残ったのは、前ほど前向きな気持ちになれない自分。
少し気分が落ち込み、でもそれを変える材料が自分の中にはない。たとえば食事をすると空腹は満腹になりますが、生活にどんな物をたしてもひいても、彼女の中はなにかが不足してゆくばかりなのです。
化粧もしなくなり、ネイルも白髪染めもやめましたが彼女は女性をやめる気はありませんでした。日常に派手さはなくとも、自分が満足できる自分でありたいと考えていました。
そこで彼女は最後の砦として婦人科を受診しました。そこで友人とバッタリあったのです。
彼女と友人は同じ短大でした。別の会社に就職しましたが当時はよく一緒に遊んだり飲みにいったりしていました。大学時代からふたりとも身長や体格は同じぐらい。服の好みから髪質までふしぎなくらい良く似ていた友人でした。そのせいか、つれだって服を買い、靴やバッグを貸しあい、ヘアサロンへ通いました。同じスイーツが好き、すきなネイルの感じも同じでよく貸し借りしました。けれどひとつだけ違いがありました。
独身でとおしてきた彼女と、大学卒業直後に結婚し、子供どころか孫までいる友人。
友人は大学時代にくらべ、とても風貌が変わっていました。あんなに細かったのにびっくりするぐらいふくよか。生クリームでできていそうなボリューミー肌感。
受診は更年期のお薬をもらいにと友人が大声で言って笑ったので、彼女は顔が赤らみました。
友人は明るく親しげに笑いかけてくれ、受診理由を尋ねてきました。
彼女は返答にこまり、本当のことを言えませんでした。しかし内心、少しうらやましくも思いました。とても太ってしまったけれど変わらず明るく朗らかで、気持ちがよい友人。
彼女は十数年電話さえしなかった友人に、どうしてそんなに変わらないのかと友人の明るい笑顔に釣り込まれたように尋ねました。
前と同じなのは中身だけ、それもつい最近ようやく気持ちバランスが取れたのよと友人は笑顔。
そうして教えてくれたのです。むくみと気落ち感がひどくて辛く、家族への態度まで様変わりしてしまい、離婚の危機さえ起こって、悩んでいたこと。いまは生活習慣を見直し、運動やルーティーンを変えてみたらずいぶんとよくなったこと。
産婦人科の薬や通院は現在は単なるサポートで、半年くらい続けているルーティーンが自分にはよかったと。しかもそのせいかダイエットも少しずつうまくいっているというのだ。
何より良かったのは「自分の調子がコントロールしやすくなった」ことだという。
ルーティーン前なら我慢ができなかった気分の波が、すこしずつセーブできるようになり、めそめそすることがへったそうだ。
つまり割れたガラス瓶が波に洗われて丸くなるみたいな感じね、と彼女は笑いながら続けた。
鋭利な切り口のガラスさえ海辺でただよううちに丸くなるように、自分も数か月の時間をかけて自分を温めたおかげか、へっこみや出っ張った気持ちが丸くなったみたいだと。
ルーティーンを始めたきっかけは病院の先生に叱責されたことらしい。
「あなたの調子や具合は、本当のところ他人ではなく、あなたにしか分かりません。漢方がすぐに利かない? 漢方は本来なら時間をかけて調節するお薬。ある意味それは正しいのです。根源の臓器を切除する手術をするのは簡単だし、よくオススメもされる。でも私は今そうしたら未来のあなたには最悪だと思う。切除直後はよくても十年、二十年後にそれが原因でさらに苦しむことになる。
そしてそのとき、手術は昔のあなたの症状を止めるためだったから、あなたは誰もせめられない。どんなに煩わしいことか、今のあなたならわかるのでは? 毎日気持ちの揺らぎははげしく、小さなことでカッとなったり、めそめそしたり。連日の肩こり、首凝り、頭痛。ホルモンの不釣り合いからおこるさまざまな不快な日々や、症状、それがいったいどれぐらい続いて、いつ終わるのか。日常生活にどんな局面をもたらすのか」
黙り込んだ彼女に女医はいつもの漢方を出し、とある生活習慣を勧めくれたそう。それが温活だったそうです。
温活はダイエットのサポートにもなり、気持ちがいくらか和やかになると思うといわれ、友人は自宅での半身浴から始めて、近くの銭湯や酵素風呂にいってみました。なかでも友人によかったのは酵素風呂だったそうです。友人がはいったのは米ぬかを発酵させ、その自然発酵熱を利用して温浴する浴場でした。
産婦人科の医師に報告すると友人は褒められ、続けてみて半年ほど。
笑顔ですごしている自分に気づいたころ、医師がバランスが少しよくなってきた、と太鼓判を押してくれたそうだ。
Kさんもその友人の勧めで温活を試すことにしてみました。初めていった酵素浴は糠の香りがして、ふしぎと緊張がとけたそうです。入ったその日は眠りが改善し、今では彼女の大好きなルーティーンになっているそうです。
kさんはさんざん悩み、試し、ようやく婦人科へ通院しました。
そこには内心、更年期では、と相談するのは少しハズカシイという思いがあったのでしょう。また自分に老いのスタンプを押すのは悔しいという思いも混じっていたかもしれません。
しかし更年期は女性の体にとって風邪で受診するのと同じぐらいごく普通のこと。婦人科が敷居がたかければ街の治療院でも、専門家へ相談するのは良い考えです。
更年期の症状はいわゆる女性ホルモンがその人のいままでの必要量からへった時や、ホルモンのバランスが取れないときに起こります。
ホルモンの減少は理由がいくつかあります。
1・卵巣からの排卵が終了もしくは終了が間近のため、あなたに必要な量の女性ホルモンにくらべて実際のホルモン量が少ない。(不調がでるほど少ない)
2・女性ホルモンのバランスが悪い(女性ホルモンはおおまかにわけて2系統あります)
のぼせ、つまりホットフラッシュは更年期としてわかりやすい症状です。
ホットフラッシュは感染症にかかっているわけでもないのに熱がでたみたいに身体が熱くなる状態。ひとによって全身だったり、首から上だったり。でも風邪などにかかっておらず、繰り返し起こるようであればそれはホットフラッシュの可能性があります。
(更年期ではなくても子宮にかかわる病気があるときは、ホットフラッシュによくにた症状がでる場合があります。この場合は年齢は関係がありません)
しかし明日からホットフラッシュが起こります、と身体は教えてはくれませんし、これがホットフラッシュですよ、とは伝えてもくれません。体験してゆくうちにこれは、と思い当たるしかないのです。
ですから、くわしいところへ相談するか、思い切って産婦人科へ通院するかが早道ではあります。ただ人の体は一つ一つ違うように、あなたの現在のホルモンの数値が、病院で提示されるホルモンの「基準値」内であると、まだ更年期ではありませんね、と言われる可能性もあります。
しかし症状がでるのはホルモンのアンバランスさのせいであり、それぞれのホルモンの量がいくらになっているから大丈夫、ではないのです。
もともとホルモンは女性ホルモンだけがホルモンではありません。ホルモンそのものは身体が生きるため、身体を維持するために幾種類も存在します。
そして同じ身体に存在する関係上、相互作用があります。
これは性別制限がありません。男女同じで、ちなみに男性にも更年期が存在します。女性ほど顕著ではありませんが、内分泌ホルモンは減少し、値によってはそのひとの人生まで変えてしまいかねないほどになるのです。
現在の医療ではどのホルモンがどのホルモンにかかわっているかまだ分かっていない部分が多く、女性ホルモンが「減る事」によってどこに支障がでるから症状が出るのか、その全てはまだまだ分かっていないのが現状です。さらにこのホルモンの助けをえて働いている別の器官も存在します。連携しているそれらは協働しながら身体が問題なくはたらくようにバランスをとってくれるものですが、女性ホルモンが減るといっしょに協働していたその期間の働きも落ちてしまうそう。
友人の主治医いわく身体を暖められる状況はホルモンを製造する臓器が働きやすくなり、血流が改善し、老廃物の排出がスムーズとなり、栄養がすみずみへ運ばれることにより不快が減る。それが温活だということだそう。
また「体が温かい」ことはうつ様症状(気持ちのおちこみや停滞といった軽い感じも含まれます。ひらたくいうと「どうでもいい」「興味がなくなった」という感じ)も緩和してくれます。気力が回復し、社会的になり、あかるい自分を取り戻す場合が多いのです。心身ともに豊かにしてくれる場合が多いです。
(うつ、ではなくうつ様症状である点が重要ポイントです。うつに似た気持ちのゆらぎ、ということであり、実際のうつとは根っこが違います)
ひとは栄養を食事からとります。しかしとった栄養が直接そのままの形で細胞までとどくわけではありません。消化され、ちいさなちいさな栄養成分となり、血液ですみずみの細胞のひとつひとつまではこばれてゆくのです。運ばれて細胞内で代謝することにより人の身体は体温を得て、またエネルギーもえるのです。
栄養がのった血液がとどかないと身体はうまく機能しなくなります。
血流が改善する、ということはあなたにとってはただ「あったかくなって気持ちが良い」だけのこと。
しかし身体の細胞的には天と地ほどの差があり、生死をわけるインパクトある事なのです。
あまりに長く血液の流れが滞ると、育ちが悪くなったり、固く萎縮したり、壊死したり、はがれおちてしまったり、状態に変化がでてくる原因ともなるのです。
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